コンフリクトマネジメント
コンフリクトの定義¶
自己にとっての望ましい結果を得ようと積極的な努力をすれば、それによって他者の望む結果の獲得が妨げられ、更には敵意が生じる状態
コンフリクトの発生要因¶
- 組織サイズが大きい
- 従業員の参画
- 目標の違い
- 職務の相互関連性
- 資源の希少性
- ステレオタイプ的な認知
- 時間感覚の違い
- コミュニケーション
コンフリクトマネジメントとは¶
対立場面に遭遇した際、争うのではなく、また対立を避けるのでもなく、当事者同士が話し合いで問題解決をすること
解決策を検証する際の観点¶
- ニーズとの合致度
- 合理性
- 納得性
- 安全性
部門間コンフリクトのパターン¶
水平的コンフリクト
ラインとスタッフなど、関係者が相互依存的な場合やそれぞれの目標にまとまりがなく、お互いが限られた資源を取り合うような場合に発生垂直的コンフリクト
本社と支社など、組織のヒエラルキーが有効に機能せず、権威が正当性を失い、権限の配分に歪みが生じるような場合に発生
部門間コンフリクトの発生要因¶
- 目的の不一致
- 分化(職能の専門化)
- 職務の相互依存性
- 資源の希少性
ソリューション段階¶
- 情報を共有する - 潜在ニーズを顕在化する
- 問題を再焦点化する - 解決すべき問題を設定する
- 解決のアイデア出しをする - お互いができることを提案として出し合う
部門間コンフリクトの進行段階(ポンディ)¶
潜在的コンフリクト
コンフリクトは発生していないが、発生可能な状況認知されたコンフリクト
各部門がコンフリクトの存在を日して分析を開始する。コンフリクトの原因をめぐり、コンフリクトが拡大する。感じられたコンフリクト
各部門が感情的に反応し始め、断絶感が生じる。小さな問題が大きなコンフリクトに発展する明白なコンフリクト
各部門が争い始め、対立が明白化する。組織の有効性が落ち始めるコンフリクトの余波
競合的、または協力的にコンフリクトは解消される
部門間コンフリクトの防止策¶
- 集団間のワークショップの開催
- 両集団が協力して問題解決にあたる仕組みづくり
- 全体最適行動を促す共通の上位目標の設定
- 人事ローテーションの活用
- クロストレーニングの導入
ステークホルダーとのネットワーク構築¶
- 活動に影響を与える利害関係者を見極め、相手の利益を反映した活動目標を設定する
- それを利害関係者に伝え、コミットメントを引き出す
- 利害関係者間の関係に目配りし、ネットワークからの離脱を防止する
- 活動結果が、利害関係者の利益に反映していることを伝え、継続的なコミットメントを確保する