ブルーオーシャン戦略
三つの中核要素¶
- バリュー・イノベーション
- ティッピング・ポイント
- フェア・プロセス
新市場創造におけるリスク¶
- 新たな事業分野を発見できない「サーチリスク」
- 整合性のある計画を立てられない「プランニングリスク」
- 事業機会の規模が大きくならない「スケールリスク」
- 実際に収益があがるビジネスモデルとならない「ビジネスモデルリスク」
- 組織が新しい戦略に動員できない「組織リスク」
- 従業員の士気が上がらず戦略が実行されない「マネジメントリスク」
戦略策定順序¶
- 買い手にとっての比類なきユーティリティ
- マスのとれる価格設定
- 収益のとれるコスト
- 導入
基本ツール¶
- プライス・コリドー・オブ・マス
- RRRCグリッド
- 戦略キャンパス
- バイヤー・ユーティリティ・マップ
- ブルーオーシャン・アイデア・インデックス
- 効用マップ
- アクションマトリクス
プロセス¶
- 覚醒
- 現地探索
- オルタナティブを広く見渡す
- 業界内の他の戦略グループに学ぶ
- チェーン・オブ・バイヤーズに目を向ける
- 併用される補完材や補完サービスを見渡す
- 機能と感性のどちらで顧客にアピールするかを切り替える
- 将来を見通す
- ノン・カスタマー第1層「境界者」
- ノン・カスタマー第2層「拒絶者」
- ノン・カスタマー題3層「未開拓」
- 戦略の見本市
- コミュニケーション
組織面の4つのハードル¶
- 認識のハードル
- 経営資源のハードル
- 士気のハードル
- 社内政治のハードル
模倣を防ぐメカニズム¶
- 発想の乖離度
- 規模の小ささ
- 除去縮小の困難性
- 業界の常識から外れている
- ブランドイメージが損なわれる
- 大手にとって、市場が魅力的ではない
- 特許や法規制が障壁となる
- 一気に巨大市場となる
- ネットワークの外部性が働く
- 業務オペレーションや社風を変えられない
- 高いブランド認知が障壁となる
常識を大きく覆す視点¶
- 代替財、代替産業に着目
- 同業内の違層の戦略グループに着目
- 買い手側のカテゴリー別に着目
- 補完財、補填サービスに着目
- 機能面、感性面の視点を変える
- 他業界の成功事例に着目
- 将来変化を予測
効用マップの項目¶
「効用を高める項目」
- 客の生産性が高まるか? -
その商品・サービスを利用して客自身の、「時間」か「コスト」か「エネルギー」のいずれかが省力化できたか?
- 品質、信頼性を損なっていないか? -
対象客から見て品質や信頼性を損なうような、障害や阻害要因になっているものは何かあるか?
- 利便性、シンプルさは高まるか? -
対象客から見て利便性やシンプルさをより高く感じてもらうために、障害や阻害要因になっているものは何かあるか?
- 安全性、リスクを損なっていないか? -
対象客から見て安全性やリスクを損なうような、障害や阻害要因になっているものは何かあるか?
- 楽しさ、好イメージは高まるか? -
対象客から見て楽しさや好イメージをより高く感じてもらうために、障害や阻害要因になっているものは何かある?
- 環境、社会イメージを損なっていないか? -
対象客から見て環境や社会イメージを損なうような、障害や阻害要因になっているものは何かあるか?
「購買・利用上に体験していくステージ」
- 認知
- 情報収集
- 比較・検討
- 購買手続き・予約
- 配達納品・アクセス
- 使用準備・セッティング・事前準備・心構え
- 使用・利用・施術・体験
- 併用・効果アップ・オプション
- 保守管理・アフターケア・ホームケア
- 継続購買利用・再来店
- 廃棄・最終完了
3つのアピールポイント¶
- メリハリ、インパクトがあるか
- オリジナリティが高いか
- キャッチコピーがつけやすいか
BOIインデックス¶
- ベネフィット -
ベネフィットとは効果効能、有用性、利便性そのもののこと。まあざっくりと総合的に便利になるの?ということ。
- 価格 -
値段、料金のこと。適切な設定か否かということ。
- コスト -
自社側のコストのこと。目標コストは達成できているか、利益は出るか、ということ。
- 導入 -
これは対象客が今までのものから切り替えて導入しやすいか、という論点と、自社自体が、競合との兼ね合い、社会通念、法令規制などを乗り越え市場進出できるか、社会へ導入できるか、ということ。