ITアーキテクト
設計要素¶
アプリケーションアーキテクチャ¶
- ユーザビリティ -
情報システムの直接の利用者から見たアーキテクチャ視点。アプリケーションに対するアクセス容易性やシステムの使いやすさに関する設計等
- ファンクショナリティ -
業務の遂行から見たアーキテクチャ視点。ビジネスプロセスの改善、特にビジネスの効率や品質の向上に関する設計等
- データ -
ビジネスシステムにおいて必要とされる情報資源から見たアーキテクチャ視点。データの範囲・体系・品質・共有化・管理方式に関する設計等
インテグレーションアーテクチャ¶
- フレームワーク -
技術と実装の再利用により情報システムを効率的かつ高品質に実現するためのアーキテクチャ視点。設計技術の再利用としての開発方法論の導入と標準化、ソフトウェア資産の整備等
- インタオペラビリティ -
複数のアプリケーションや異なる情報システム間でデータや制御の連携を行う相互運用性に関するアーキテクチャ視点。システムの連携指針、連携基盤設計、共通プロトコル等が挙げられる。
インフラストラクチャアーキテクチャ¶
- セキュリティ -
情報システムおよびそこで扱うデータの安全かつ確実な利用と管理の実現に関するアーキテクチャ視点。セキュリティの対象要素と安全レベルの設定、セキュリティのシステム境界の設定、安全を実現する技術方式の設計等
- プラットフォーム/ネットワーク -
組織における統合的なITアーキテクチャを実現するための技術基盤に関するアーキテクチャ視点。ハードウェア、ネットワークシステム、基盤ソフトウェア等の計画・調達・開発・運用
- システムマネジメント -
個別のシステムないしは組織全体の情報システムの可用性・信頼性・保守性を実現するためのアーキテクチャ視点。アプリケーション実行制御、アプリケーション配布、システム監視、データバックアップ、システムリカバリ等に関する設計
スキル詳細¶
アプリケーション | インテグレーション | インフラストラクチャ | |
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要件定義 | ・対象ドメインの知識 | ・対象ドメインの知識 ・システム管理、運用 ・セキュリティ ・ネットワーク ・プラットフォーム ・性能とキャパシティ ・IT標準 など |
・対象ドメインの知識 ・システム管理、運用 ・セキュリティ ・ネットワーク ・プラットフォーム ・性能とキャパシティ など |
アーキテクチャ設計 | ・ユーザインタフェース ・アプリケーション構造 ・論理データ構造 |
・ユーザインタフェース統合設計 ・アクセス統合設計 ・アプリケーション統合設計 ・プロセス統合設計 ・データ統合設計 ・フレームワーク設計 |
・システム管理、運用設計 ・セキュリティ設計 ・ネットワーク設計 ・プラットフォーム設計(OS、ミドルウェアなど) ・パフォーマンス設計 ・可用性設計 ・物理データ構造設計 など |
実現可能性の評価 | ・アプリケーション開発技法の評価 ・アプリケーション開発ツールの評価 ・アプリケーションテスト戦略、計画の評価 ・業務移行戦略・計画の評価 |
・再利用および標準化の促進 ・アプリケーション開発技法の評価 ・アプリケーション開発ツールの評価 ・アプリケーションテスト戦略、計画の評価 ・業務移行戦略、計画の評価 ・システム基盤設計技法の評価 ・システム基盤設計ツールの評価 ・システム基盤テスト戦略、計画の評価 ・システム基盤移行戦略、計画の評価 |
・システム基盤設計技法の評価 ・システム基盤設計ツールの評価 ・システム基盤テスト戦略、計画の評価 ・システム基盤移行戦略、計画の評価 |